プロフィール

 

専任講師:米原幸大(よねはらこうだい)

経歴:

🔵 セントラルミズーリ大学(University of Central Missouri)修士卒〈英語教授法〉

🔵 サウスカロライナ大学(South Carolina University)博士課程中退〈言語学〉

🔵 コーネル大学(Cornell University)客員講師

🔵 トゥルーマン州立大学(Truman State University)講師

🔵 カプラン日本校(Kaplan)講師

🔵 現在はジョーデンメソッド援用推進協会主宰、教材開発、テキストの執筆。

Teaching Certificates:

⭐︎ 英語教授法(セントラルミズーリ大学)

⭐︎ 日本語教授法(コーネル大学)

⭐︎ 日本語教授法(ブリンマー大学:Bryn Mawr College

こんにちは!

専任講師の米原幸大と申します。まず、かいつまんで自分の英語学習歴を述べさせていただきます。

中学から大学まで英語の成績は常に底の方でした。今も昔も英語嫌い・落ちこぼれの生徒の最も多い科目ですが、私も英語嫌い・落ちこぼれの典型で、成績は5段階で常に2でした。しかも、かなり1に近い2です。

嫌いだった原因は、文法・読解形式、つまり中国語で言えば現代中国語を扱わない、漢文の科目のような扱いの科目だからです。学習参考書コーナーに行ってみれば分かりますが、今でもテキストの中心は「語彙」「文法」「読解」で、基本的には昔と変わりません。

アメリカには語学留学で行きました。貯金を取り崩しての留学でしたので真面目に英語学習をしたつもりです。しかし、思ったほど英語力は伸びず、仕方なく大学院に進学することにしました。当時のTOEFLのテストは「語彙・文法」「読解」「リスニング」の3セクションで、日本語母語者にとって点数の取れやすいテストでした。

で、アメリカの大学・大学院は議論形式で授業が行われますが、なかなか議論に加われないジレンマの中で院生活を送ることになります。

しかし、コーネル大学で日本語教授法のクラスを履修した時、履修生の日本語の流暢さに驚かされることになります。それは外国語教育、学習に対する考え方が180度変わる契機となりました。

英語圏のしかるべき大学ではジョーデン・メソッドによる3年ほどの日本語の履修で、流暢な日本語で議論できるレベルの大学もあります。作家の村上春樹氏は、そのアメリカの大学の1つ、プリンストン大学で日本文学を教えられましたが、「教職員も生徒もだいたいみんな流暢な日本語を喋る。僕なんかが喋る英語なんかよりもはるかに流暢」(エッセイ『やがて哀しき外国語』より)で、そのクラスでの議論は日本語で行われていました。そのクラスには「読み」「話す」「聞く」が関わって、お互いのスキルがお互いを強化するようになっています。日本のようにスキルをバラバラにしては扱いません。

『やがて哀しき外国語』村上春樹著

更に、私が日本語教授法のクラスを履修し、日本語教育に携わったアメリカのコーネル大学ですが、やはり、村上氏が教えておられた大学と同じジョーデン・メソッドで、同じ日本語の教材で日本語を教えていました。

前青森県立保健大教授の赤坂和雄氏は、毎日新聞の電子メール講義の「英語教育」の中で、その大学での日本語プログラムへの感想を、「ニューヨーク州の人口3万、田舎町の大学での日本語教育法を知った時の驚きは、ショックで今でも忘れられない」と書いておられます。「学生は大抵のことなら何の問題もなく、日本語で話せるようになっていた」とのことですが、先ほど書きましたように私も赤坂氏と同様の感想を持っています。

英語は日本語母語者には易しくはない、、、その通りです。しかし、英語圏でのジョーデン・メソッドのようなしかるべきメソッド、そのメソッドを使用でき、繰り返し使える骨太の教材があれば英語で議論ができるようになってしかるべきなのです。

英語のテキストを膨大な時間とエネルギーを使って書いたのは、低迷状態から抜け出せない日本の英語教育界にジョーデン・メソッドを紹介するのが理由です。そのメソッド使うにはしかるべき教材が必要なのです。やっとテキストが揃いました。準備開始から20年近くが経過しています。一人でも多くの、一つでも多くの英語プログラムにジョーデン・メソッドの援用法を使って英語学習・教育をして効果を実感していただけたら幸いです。

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