ジョーデンメソッド


ジョーデン・メソッド援用法での英語教授法・学習法とは

ジョーデン・メソッドは、世界ランクの上位20校の6割以上で使用実績(ハーバード大学、MIT、イエール大学、コーネル大学、コロンビア大学、スタンフォード大学などや、米国務省の言語教育機関も)があります。大人になって北米から日本に来た日本語がペラペラな“変な外人”は、ほぼ例外なくジョーデン・メソッドで日本語習得しています。

日本語を習得していった自らの母語の習得プロセスを考えてみれば分かりやすいのですが、言語は音声言語がプライマリーです。文字言語はセカンダリーで、音声言語の上に乗っかる形になっています。英語のような外国語も言語ですので、当然その言語本来の習得パターンがはるかに効率的です。ですので、しかるべき北米の中高、大学などの教育機関の日本語プログラム(ジョーデン・メソッド)では音声言語を中心に教育を行なっています。

学生たちは3年ほどの日本語履修で、しかるべき大学ではかなり流暢な日本語が操れます。学生たちは大体が大学からの日本語の履修ですので、日本のような膨大な年月英語教育と付き合う日本人生徒たちの英語レベルを考えてみれば、これは驚異的なことといわざるを得ません。

ポイントは、メソッドとそのメソッド使用を可能にする繰り返し使える教材(「繰り返し」が語学習得の極意)です。本プログラムにはその両方が揃っています。文法は、スキル習得のための「習得文法」で、従来の日本の英語教育で扱われる「記述文法」とは幾分異なります。文型文法のみならず、発音、自然なコミュニケーション上のルールも重要な「文法」です。英語が文型的に正しくても、不自然な英語の使い方では実用英語にはなりにくいのです。教材には英語の自然なコミュニケーションの仕方もきちんとカバーしてあります。そして、広くて深い英語の世界を扱うための「量」もあります。

スピーキングは「聞き」、「読み・書き」のインフラ

今、英検、TOEICやTOEFLなど全ての英語の検定試験はCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)を使ってレベル表記をしていますが、CEFRのオフィシャルガイドの中心の記述はスピーキングです。スピーキングこそが言語の中心で、他のスキルの「聞き」「読み」「書き」のインフラになるからです。米国務省の外国語教育機関(FSI)もイエール大学発の英語のテスト(E-CAP)も同じ考え方に基づいていて、このことは、村上春樹氏が教えた大学のようなしかるべき言語教育機関では常識中の常識です。文法を読みに付けて英語を学ぶのは昔の言語教育観をベースとしていますが、本来なら本プログラムのように文法はスピーキングとペアで扱うべきなのです。

しかるべき正しい文型、自然表現、発音でスピーキングが出来れば、相応にリスニングが出来るようになっていきます。また、スピーキングで表現出来れば、ライティングでも表現できますし、読みも語順通りに直読直解ができるので、日本語でいちいち考えながらの読解・解読をする必要もなくなります。

4つのスキル+グラマーをバラバラに扱っては時間がいくらあっても足りません。村上春樹氏のクラスを考えていただければ分かりますが、文学を読み、その読みの内容について日本語で議論ですので、そのクラスには「読み」「聞き」「話す」の3つのスキルが関わっています。実際、すでにオーラル英語をより実効的に入れている東アジアの国々のリーディングのレベルは日本のそれよりはるかに上なのです。

英語のスピーキングからスピーチへとつながる

英語でスピーキングが出来なくては、英語でのスピーチはできるはずはありません。本プログラムで英語の文法パターン、英語表現をスピーキングで使えるようになるまでしっかりインプットして土台とし、本HPでダウンロード出来る(無料)「スピーチトピック」を使ってスピーチの練習をすることができます。英語の検定試験はスピーキングのセクションに45~120秒のスピーチを課していますが、この練習によってそれらに効率的に対処できます。

それが出来てくれば、留学などでのクラスディスカッションが英語で出来て来るようになります。就職してもグローバル人材として、英語でのミーティングなどでのディスカッション、プレゼンテーションスキル習得へとスムーズにつなげていくことができます。

2020年からの大学入試改革により、英語教育の四技能化への流れへ

東京都や大阪府は、都・府立高校入試に英語のスピーキングの導入が決定していますし、大学入試にスピーキングが入る流れはどんどん加速される方向です。それに伴って、中学、高校では4スキルの実効的な英語教育へと向わざるを得ません。

学校教育でスピーキングが実効的に扱われるようになると、従来通りの聞き・読むだけのTOEIC L&R、話す・書くのかなり弱い英検で良いのかが真剣に問われ、高校まで4スキルをカバーした英語教育を経験してきた大学生や社会人も、スピーキングをカバーする英語学習は当たり前なこととなるでしょう。

今現在、日本人の英語力の世界ランキングは相変わらず最低グループで、特にスピーキングに関しては世界単独最下位を経験したこともある鬼門のスキルとなっています。それを「具体的にどう対処するか」への問いへの答えが、このジョーデン・メソッド援用法による英語教育・学習なのです。

習得プラクティスの手順(『スピーキングのための英文法』『完全マスター英文法』)

1. グラマーのポイントを理解します。

2. 日本語だけを見て口頭にて英語で瞬間的に言って見ます。実際の英会話は、状況に合わせて自分の脳と舌を使って英語をクリエイトする行為です。この練習で、日本語部分で与えられた“状況”ベースに、自分の脳と舌を使っての英語のクリエイトに慣れます。

3. 言えない英語だけスムーズに言えるようになるまで練習します。

4. 仕上げに、録音されているネイティブの英語(無料でダウンロード出来る)を聞きリピートします。その場合、本書は閉じています。自然なスピード、発音になるまで練習します。

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